‟受け継ぐという暮らし方” 。
陶芸アーティストであるオーナーが選んだのは明治時代に建てられた古民家を継承し、再生して暮らすこと。
長屋の顔ともいえる虫籠窓、また内部の細やかなディテールは、当時の作り手の丁寧な手仕事を彷彿とさせます。
細部までこだわった据え付けの調度品は部分的に残し、そこへオーナーのお気に入りをプラスしていく。
時間を経て形成された美しさの中で新旧が馴染む、どこか懐かしい住まいが完成しました。
Before :
何年も空き家が続いていたこちらの物件。外部の屋根瓦・壁ともに劣化が激しい状態。長屋のため内部にはうまく光が届かず暗い室内。
DATA:
戸建住宅/長屋、古民家改装
所在地:広島県尾道市
構造:木造2階建て
竣工:2015年10月