長江の虫籠窓の長屋/古民家改装

2019/10/04

‟受け継ぐという暮らし方” 。

陶芸アーティストであるオーナーが選んだのは明治時代に建てられた古民家を継承し、再生して暮らすこと。

長屋の顔ともいえる虫籠窓、また内部の細やかなディテールは、当時の作り手の丁寧な手仕事を彷彿とさせます。

細部までこだわった据え付けの調度品は部分的に残し、そこへオーナーのお気に入りをプラスしていく。

時間を経て形成された美しさの中で新旧が馴染む、どこか懐かしい住まいが完成しました。

 

Before :

何年も空き家が続いていたこちらの物件。外部の屋根瓦・壁ともに劣化が激しい状態。長屋のため内部にはうまく光が届かず暗い室内。

 

DATA:

戸建住宅/長屋、古民家改装

所在地:広島県尾道市

構造:木造2階建て

竣工:2015年10月